花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。
日本各地では一年を通じてたくさんの花火が打ち上がりますが、その一つにモビリティリゾートもてぎ花火の祭典(旧:ツインリンクもてぎ花火の祭典)があります。
そんなモビリティリゾート花火の祭典を撮影したいと考えている方が、おそらく僕以外に3名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかと思います。
本記事ではモビリティリゾート花火の祭典を主に初めて撮影される方向けに、大会の概要や特徴、撮影するにあたってのポイントをまとめてみました。
モビリティリゾート花火の祭典とは
モビリティリゾートもてぎ花火の祭典は栃木県芳賀郡茂木町で開催される花火大会で、概要は以下の通りです。
開催時期 | 年2回(夏:例年8月14日、冬:例年1月2日) |
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場所 | モビリティリゾートもてぎ 国際レースコース |
打ち上げ数 | 夏:約14,000発/冬:約4,000発 |
最大号数 | 10号玉(20号玉の場合あり) |
担当煙火店 | 菊屋小幡花火店 |
無料観覧席 | 夏:なし、冬:あり |
有料観覧席 | あり(夏と冬で設定箇所と料金が異なる) |
三脚利用 | 一部可能(夏と冬でエリアが異なる) |
Webサイト | モビリティリゾートもてぎ公式サイト |
日本国内では珍しい国際レースコース上で行われる花火大会で、夏と冬に合計2回開催されています。(以前は年4回の開催だった)
打ち上げ数は夏が14,000発、冬が4,000発、最大号数は10号玉(20号玉の場合あり)と関東圏の花火大会としてはかなり規模の大きいものとなっています。
モビリティリゾート花火の祭典の特徴
モビリティリゾート花火の祭典の特徴はざっくり以下の3つとなります。
- ライブ感あふれる花火を味わえる
- 日本屈指の芸術花火が堪能できる
- 国際レースコースと花火のコラボレーションが楽しめる
音楽とシンクロした高品位な花火に加え、他所ではなかなか見られないレースコースと花火のコラボレーションが楽しめるのが魅力です。
ライブ感あふれる花火を味わえる

最大の魅力はなんといってもライブ感あふれる花火が楽しめる点です。
モビリティリゾートもてぎ花火ではアップテンポな音楽からスローテンポな音楽まで、バラエティ豊かな音に合わせて花火が打ち上げられます。
また、単に音楽とシンクロさせるだけでなく、花火で四季を表現するなど魅力的な演出も多数見られます。
音楽とシンクロさせたハイレベルな演出は必見です。
日本屈指の芸術花火が堪能できる

音楽とシンクロした演出に加え、芸術性の高い花火を楽しめるのも魅力です。
先述でも紹介しましたが、モビリティリゾート花火の祭典における打ち上げは菊屋小幡花火店さんが担当します。
菊屋小幡花火店さんは過去に全国花火競技大会(大曲の花火)で内閣総理大臣賞を受賞するなど実績のある煙火店さんで、非常に質の高い花火を打ち上げます。
日本屈指の煙火店さんによる美しい花火に酔いしれること間違いないでしょう。
国際レースコースと花火のコラボレーションが楽しめる

三つ目の見どころとして国際レースコースと花火のコラボレーションが楽しめる点が挙げられます。
一般的に花火大会といえば河川敷や海上といった水辺に会場が設けらますが、モビリティリゾートもてぎ花火の祭典では国際レースコース上に花火筒および観覧席が設けられます。
日本全国の花火大会でも珍しい景色が見られるのも、モビリティリゾートもてぎ花火の祭典の面白いところです。
モビリティリゾート花火の祭典の撮影について
モビリティリゾートもてぎ花火の祭典の特徴をざっくり掴んでいただいたところで、ここからは撮影を行うにあたって押さえておきたいポイントについて紹介していきます。
撮影に適した観覧席は2ヶ所
三脚を使用しての撮影に適した場所は以下の2ヶ所となります。
- 三脚エリア(コース上)
- カメラマン席


三脚エリアは国際レースコース上に設けられる撮影者向けのエリアで、区画内は自由席となっています。
このエリアは夏と冬で扱いが異なり、ざっくり以下の通りとなります。
夏 | コースの後方のみが対象。前売観覧券が別途必要。 |
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冬 | コース全体が対象。A席もしくはB席の観覧券が別途必要。 |
カメラマン席はA席とB席の間にある通路上に設けられ、おおよそ花火がよく見える位置に設けられます。
こちらは夏と冬で設けられる区画は共通ですが、合計で24席と非常に少ないため、かなり早い段階で完売する傾向にあります。
花火がよく見える位置での撮影を考えている方は、上記2ヶ所での撮影がおすすめです。
露出オーバー対策が必須
モビリティリゾートもてぎ花火の祭典を撮影にするにあたって露出オーバー(白飛び)対策が必須となります。
花火写真の撮り方講座〜第8章 主な失敗例と対策方法〜で触れているように、露出オーバーを引き起こすと花火の魅力が伝わりにくくなります。
単打ちパートを除き光量が多いため、何も対策せずに挑むとあっさりと露出オーバーを引き起こしてしまいます。
露出オーバー対策については以下の記事でまとめていますので、参考にしていただければと思います。
>> 花火写真の撮影で厄介な露出オーバー(白飛び)を防止する方法
まとめ
本記事ではモビリティリゾート花火の祭典を撮影するにあたって押さえておきたい特徴などについて紹介してまいりました。
夏と冬の年2回開催され、珠玉の花火をライブ感あふれる演出とともに楽しめるのが魅力となっています。
花火を最大限に楽しみつつ撮影するのであれば、正面に据えられる国際レースコース上の三脚エリアかカメラマン席のどちらかが個人的におすすめです。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
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