カメラの基礎知識

カメラ初心者必見!ISO感度の種類(常用感度、拡張感度)をざっくり解説

花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

カメラの露出を決める要素の一つにISO感度があります。

デジタルカメラでは1台で複数のISO感度をサポートしていて、それらは大きく「常用感度」「拡張感度」の2種類に分類されます。

これらは写真や動画の画質に影響してくるところになりますが、具体的な違いは何なのか…本記事では写真を交えながらざっくり解説していきます。

ISO感度とは

カメラの露出を決める要素の一つで、一定量の光に対してどの程度の感受性を持たせるかを決める役割を担います。

ISO感度の値を変えた際に写真へもたらす変化はざっくり以下の通り。(シャッタースピードとISO感度が一定の場合)

ISO感度 露光量 ノイズ
低い 増える 少ない
高い 減る 多い

感度が高いほど微細な光をキャッチできるけど、その副作用でノイズが増えて荒む…人間の感情に似たものだとイメージしていただくと分かりやすいでしょうか。

ISO感度の種類と違い

ISO感度は大きく2つの種類に分類されます。

  • 常用感度
  • 拡張感度

常用感度?拡張感度??なんじゃらほいほい???ということで一つずつ解説していきます。

常用感度

カメラメーカー的に画質が担保されたISO感度の範囲をいいます。

常用感度はカメラによって大きく異なり、例えばNikon Z 7IIであればISO64~25,600となっています。

常用感度のうち最も低い値については基準感度(ベース感度)とも呼ばれ、最も画質が担保できることを意味しています。

注意していただきたいのが、この常用感度はあくまでもカメラメーカーが独自に決定した範囲であって、受け手目線での実用的なISO感度の範囲は必ずしも一致しません。

実際にNikon Z 7IIにおいて常用感度の最大にあたるISO25,600を用いて撮影した場合、次のような結果が得られます。

常用感度の最大値(ISO25,600)で撮影した例

この写真の画質をどう捉えるかは個々で異なりますが、実用的でないと考える方もいらっしゃるかと思います。

常用感度は当該カメラにおいてメーカー的に画質を担保する範囲で、実用的かどうかは受け手の感じ方次第だと認識していただければと思います。

拡張感度

常用感度の範囲を超えて設定可能なISO感度をいいます。

拡張感度には増感減感の二種類があり、常用感度の項目で紹介したNikon Z 7IIではISO102400相当までの増感およびISO32相当までの減感に対応しています。

拡張感度については増感のみに対応した機種や、そもそも拡張感度をサポートしない機種もあります。

まずは増感を使用した場合の例がこちら。

拡張感度によって増感した場合は分かりやすくノイズが増え、写真全体の色味にも影響が出ているのが見て取れます。

一方で減感を使用した場合の例がこちら。

ISO感度の仕組みから考えると画質が向上しそうなイメージがありますが、実はこちらも想像に反して画質に悪影響が出る傾向にあります。

上の例では写真全体の画質にさほど影響がないように見えますが、被写体の白い部分に着目すると、拡張感度を使用して撮影した写真は白色部分が不自然に強調されているのが見て取れます。

画質の低下はハイライトがより強調された写真で顕著に表れます。

基準感度で撮影した写真と比較し、写真全体の色味が大きく変わってしまっているのが見て取れます。

詳しい仕組みは分かりませんが、拡張感度は常用感度の範囲内(増感の場合は最大値、減感の場合は基準感度)で撮影したのち、画像処理によって実現しているようです。

各カメラメーカーが提供する仕様を確認すると、拡張感度に関する記述はたいていの場合「ISO○○相当」と記載されています。

拡張感度はあくまでも非常用の位置付けで、普段使いにはあまり向いていないと考えていただければと思います。

まとめ

本記事ではISO感度の種類と違いについて解説してまいりました。

ISO感度には常用感度と拡張感度があり、それぞれ以下の通りとなります。

常用感度 カメラメーカーが画質を担保するISO感度の範囲(常用感度で最も低い値は基準感度)
拡張感度 常用感度の範囲を超えたISO感度

写真撮影にあたっては常用感度の範囲で収めるのが理想で、拡張感度はあくまでも非常用なんだと認識していただければと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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